導入目的
生産品目のひとつであるオリーブ果実の新漬け工程で排水される汚濁濃度が国の定める許容濃度を大きく超えていました。
しかし、現段階では、年間の生産は3ヶ月と短い期間ですが排水量も少なく希釈されるため関係法令等に違反するものではなかったのですが、風光明媚な瀬戸内海の環境を考慮して処理装置の導入をすることにしました。
導入時のアドバイス
処理方法を装置メーカーと十分な打合せをし、必然的に発生する汚泥処理を考慮すること、そして、排水される汚水によって一概に良いとはいえませんが、できることであれば汚泥の再利用が可能な循環型の装置を設置することを勧めました。
導入後経過
導入後、オリーブ新漬けのシーズンを迎え、導入に向けて2年間東洋オリーブ様と共同で研究開発した装置が、設計図書に基づく処理がされ、国の基準値以下の排水濃度で放流されています。